グリーン・ツーリズムシンポジウム in ながの 参加報告
第一部は女優の藤田弓子さんの講演
平成20年2月12日、長野市のJAアクティホールで、「グリーン・ツーリズムシンポジウム in ながの 2008」が、長野県グリーン・ツーリズム協議会の主催で開催されましたので参加してきました。
「グリーンツーリズム」について今更私が申し上げるまでもないとは思いますが、一応1970年代ヨーロッパから広まった、「都会に住む人が休暇を利用して、農山漁村へ出かけて交流を楽しむ運動」と言って良いでしょう。日本では平成6年に関連法が成立以降、農水省が旗振り役を務めています。全国でも長野県は地理的に大都市に近く、活発に取り組んでいる県と言っていいと思います。
さて今回第一部の講演会は、女優の藤田弓子さんが 「いつも何かにときめいていよう ∼いくつになっても旬∼」というテーマで講演されました。東京都生まれの藤田さんは、現在は豊かな自然の残る静岡県伊豆の国市在住だそうで、そこで市民劇団を主宰したりして地域起こしに協力される他、人気TV「遠くへ行きたい」の出演などで地方との交流に関わりの深い方です。さすが実力派女優さんだけあって、全部暗記しているのではないかと思うくらい全く淀むことなく話は流れ、そして時間正確に終了しました。地方へは今は無き実母の希望で移住されたようです。そこでひょっとしたらと思ったのですが、農業はやってはいないそうです。でも新鮮な食材には困らないとの事でした。
第二部は「信州・長野県からの情報発信∼更なる誘客を目指して∼」としてパネルディスカッションが行われました。
コーディネーターは内山二郎さん(フリージャーナリスト)、パネリストは木村宏さん(飯山市:なべくら高原森の家支配人)・宮田弘康さん(白馬村:白馬村観光局企画営業部マネージャー)・佐藤博康さん(松本大学観光ホスピタリティ学科教授)・庚(かのえ)久美さん(飯山市:民宿かのえ女将、ナガブロ有力メンバー)の4人。
それぞれ信州から優良の情報発信を、積極的にされている方々です。そして実は全員長野県への移住者でした。県外から移住された方は客観的冷静に信州の良さが見えるのではないでしょうか。第一部で藤田さんも言っていましたが、地域を活性化するには、「若者・馬鹿者・よそ者」を入れることが必要だそうです。この内、馬鹿者とは既成概念にとらわれないで大胆な発想が出来る人のことを言うそうです。念のため。
信州にも大いに「若者・馬鹿者・よそ者」を呼び込まなくては、との思いを強くした次第です。
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