2007年12月21日
田舎暮らし情報誌3点セットプラス1 その2

会員制季刊誌「100万人のふるさと」 認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
連合・JA・経団連・生協・様々な団体・個人・地方自治体などが母体の認定NPO法人で、作家の立松和平さんが理事長です。東京の銀座で「ふるさと暮らし情報センター」を運営して、ふるさと回帰に関する全国の自治体のパンフレットや資料を常備し、田舎暮らしを希望する方に具体的な地方の情報を提供すると共に、各種相談に応じています。ふるさと暮らしに関するセミナーも随時開催。また毎年秋には東京と今年からは大阪でも大規模に「ふるさと回帰フェア」のイベントを開催しています。(この模様は、このブログの10月7,8日を参照下さい)
このNPO法人の特徴は、田舎暮らし関連の全国組織のNPO法人として最大で、その中でも数少ない「認定NPO法人」(寄付金に優遇税制が適用される)であること、また全国の多くの自治体と連携していますが、あくまで主体は純粋な民間として運営されていることです。最近はマスコミの取材も多く、今や全国の「田舎暮らし」関係を代表する民間団体となっていると言っていいと思います。去る10月10日には、移住支援に大変積極的なあの東国原宮崎県知事が、宮崎県のブースも有るこの法人の銀座のセンターを訪問し、大騒ぎだったようです。なお我が長野県関係では、飯山市・松本市のブースが設置されています。
認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
http://www.furusatokaiki.net/
2007年12月20日
田舎暮らし情報誌3点セットプラス1 その1

1,月刊田舎暮らしの本
先日、「これから田舎暮らしのビジネスに本格的に取り組みたい」という長野県内の建設関係の方から、問い合わせを頂きました。近々私を訪ねてくるようです。要は「何をしたら商売になるか」と言うことを聞きたいのだと思います。私はまだまだ微力だし、どれほど力になれるかわかりませんが、「信州が多彩な人材によってより活性化され、更に魅力あふれるふるさとになるために力を尽くしたい」という気持ちがお有りならば、お会いしたいと思います。
ところで多少それに関連するかもしれませんが、全国的に田舎暮らしの移住や体験を考えている人が、大概見ていると思われる情報誌(3点セットプラス1)を紹介しましょう。「田舎暮らしビジネス」に携わる人も必見なのです。もう見ているよという方ごめんなさい。
1番目は宝島社から出ている、「月刊田舎暮らしの本」です(上記)。1987年の創刊を誇る老舗の情報誌です。また唯一の書店で買える、全国版田舎暮らし情報専門の月刊誌でもあります。最近リニューアルされて680円(税込)という更にお手頃な価格になりました。豊富な体験談と物件情報が掲載されている他、さすが日本の田舎暮らしの情報誌をリードしてきた老舗だけ有って、田舎暮らしライターの一線級の執筆陣が揃っています。長野市郊外飯綱高原在住のエッセイスト、日乃詩歩子(ひの・しほこ)さん(「田舎暮らしはもう大変」「ポール・スミザーのナチュラル・ガーデン」の著者)も時折執筆されています。
「月刊田舎暮らしの本」
http://tkj.jp/mag/mag_002.html
2007年12月17日
都心の信州田舎暮らし相談会に220人
JR有楽町駅前の東京国際フォーラム
都心の信州田舎暮らし相談会に220人、初の長野県単独開催に立ち見も出るほどの大盛況!
平成19年12月16日(日)午前10時より午後4時まで、東京都内JR有楽町駅前の東京国際フォーラム7F会議室で、田舎暮らし「楽園信州」推進協議会(長野県観光部・市町村・信毎・私たちNPO法人などで構成)主催の「田舎暮らし『楽園信州』セミナー・相談会」が、初の都心での長野県単独開催により行われました。私も見学と手伝いと取材を兼ねて行ってきました。私たちのNPO法人からは「信州に住もう!2007」を80冊無料贈呈で提供させていただきましたが、大変好評で抽選により全部無くなってしまいました。
従来デパート等で開催される「信州観光フェア」などと共催されてきた、県の田舎暮らし相談会ですが、団塊世代の定年問題など、社会の関心と全国各自治体間の移住者獲得競争の高まりもあり、相談者に十分対応できる単独開催の必要性が言われていました。
そこで今回は長野県挙げての初取り組みとして、県の移住相談ワンストップサービス窓口「田舎暮らし案内人」、就職関係の県Iターン相談員、農業関係の県新規就農支援センター員、最近発足した深刻な医師不足を解消するための県ドクターバンク担当者、田舎暮らし「楽園信州」推進協議会加盟の松本・駒ヶ根・飯山・原・泰阜の各市町村担当者が、開始早々から押しかける相談者の応対に当たりました。
隣のコーナーでは3年前に、都内から長野県中野市の古民家に移住した経験者である川島直樹・幸子夫妻の体験談や、参加の各自治体担当者が交代で発表する説明コーナーも設けられ、立ち見も出るほどの大盛況でした。「団塊」と思われる定年世代の他、若い世代も多く、中には「21世紀は農業の時代、真剣に農業をしたい」と相談する若いカップルも見られました。外は師走のあわただしい季節は寒い冬でしたが、会場内は信州での第二の人生を描く、相談者の熱気に包まれていました。
長野県観光部・田舎暮らし案内人 若林正展さんの話 「初の単独開催でどのくらい参加者があるか心配でしたが、220人もの方に来場してもらい、アンケートによると8割以上の方が参考になったとの結果も有り、首都圏住民の信州移住への関心の高さと、今までの協議会活動の手応えを感じています。来年は更に趣向を凝らして開催の継続を検討したい」
(なお蛇足ですが当日メディア関係としては、松本市民タイムスしか取材に来ていませんでした。こんな大盛況な都心のイベントの事を皆さんに伝えないことはないとの思いから、私がいくつかのメディアに投稿しましたので、このブログとダブってしまったら悪しからず。)
2007年12月09日
地域活動参加セミナー(in松本)に参加しました
元大阪の信用金庫支店長、現在「元気コメンテーター」として、年間全国を200日も講演で回る、中川政雄さんの「生き生きはつらつ・・・人生二毛作、団塊世代に送る元気と勇気の体験的メッセージ」講演風景
長野県社会部長寿福祉課いきいき長寿推進係(ながい?)主催による、地域活動参加セミナー(いきいき、はつらつ。生き方を広げてみませんか?)が、12月2日長野県松本合同庁舎講堂で開催されました。
中川さんの大変元気で面白い漫才調講演の後、 いきいきトーク「生き方を広げてみませんか?」と言うテーマでシンポジウム風に、扇田孝之氏(地域社会研究会)、加渡正一氏(穂高ビューホテル株式会社社長)、堀井正子氏(エッセイスト)と私の4人で、トークを約1時間20分に亘ってしました。私は、こんな晴れがましいところに出ることは初めてなものですから、大変緊張しましたが、ベテランの3人の方々に助けていただいて、何とか大役をこなすことが出来ました。当日会場にお越しの皆さんにとって、満足いただけたか自信はありませんが、その後県の担当者から頂いた連絡では、アンケートの結果は、おおむね好評であったとのこと、お世辞でもほっと一安心しました。
今年から長野県は、本格的に高齢者や団塊の世代などを主な対象に、退職後も地域で生き生きと暮らし、地域活動の担い手として活躍してくれることを目的に、色々施策を行うようです。長野県は老人医療費が全国一低いのですが(長野県の一人当たり老人医療費は、平成2年度以降15年間連続で全国最下位)、確かに老後もいきいきと老人が暮らしてくれれば、高齢化社会の負担も低くできる、またそうしなければ社会が持たないと言うことでしょう。また生き甲斐という物は上から与えられる物ではなく、自ら見つけていく物、行政は必要が有ればそれをサポートする側で、あくまで主体は「民」と言うことだと思います。
2007年12月01日
祝、神奈川大学・松代町 町づくり研究所開所
研究所玄関に掲示された表札

研究所内部
去る11月24日、信州松代のまちづくりに取り組む「NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会」香山篤美事務局長から声をかけていただき、「神奈川大学・松代町 町づくり研究所」開所式にオブザーバーとして参加してきました。恥ずかしながら5分ほど遅刻してしまったものですから、丁度、「神奈川大学・松代町 町づくり研究所」の掲額式が終了して、関係者の挨拶が行われるところでした。びっくりしたことに私用に胸のリボンを用意と来賓として名前も紹介していただき、大変恐縮しました。実はこちらはほんのオブザーバーのつもりの軽い気持ちだっただけに大変申し訳ないです。御祝儀も用意せずすみません、誠に勝手ながら、出世払いとさせてください。
多くの方がご存じだとは思いますが、「NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会」は平成13年6月15日の発足以来、松代町の再生に本当に多くの貢献をされてきており、松代町の活性化はこのNPO法人の活躍なくしては語れないほどです。ちなみにその功績が認められ、平成19年11月20日地方自治法施行60周年記念として、総務大臣表彰も受賞されております。
と同時に今回初めて私は、松代町の古い土蔵や町屋、武家屋敷などの建造文化財の保存修復に、神奈川大学工学研究所がこのNPO法人と力を合わせて、果たした役割も大きかったと言うことを知りました。
「神奈川大学・松代町 町づくり研究所」開所本当におめでとうございます。今後さらなる活躍を祈念すると共に、私ども始め全国の志を同じくする各種団体、関係者のご指導をどうぞよろしくお願いいたします。

http://matusiro.naganoblog.jp/
http://www.geocities.jp/yumekuukanmatusiro/
http://blog.goo.ne.jp/yumekukan_2006