2007年09月02日
移住の課題、仕事が先か住むのが先か?その1
今まで住んでいた所を去って、遠く離れた遠隔地、
特に全く親戚や知り合いもいない所に、移住するという時に必ず直面する、
避けて通れない重要な問題が、仕事の事と住まいの事です。
恥ずかしながら、もう34年も前の事になりますが、
私が初めて東京に出て、学生生活を始めた時の事を思い出すと、
西も東も判らないなかで、学校の推薦する北区滝野川の下宿に、
親に同伴してもらい、そこで親が保証人になって契約をしました。
その後2年位して、少しでも田舎の環境に近い所に移りたくて、
当時はまだ緑の多かった東京の郊外、三鷹に自分でアパートを見つけ、
引っ越しましたが、その時も親に連帯保証人になってもらいました。
その時感じたことは、しばらくそこに住んでみないと、
そこの様子は判らないと言うことです。
仕事も同じではないでしょうか。
またまた私事ですみませんが、親が大学4年の年に退職し、
それから間もなく病院に入院してしまったものですから、
否が応でも卒業して地元で就職せざるを得なくなってしまいました。
そんな訳でろくな就職活動もできなくて、往生した経験があります。
4年程地元の小さな会社にアルバイトのような感じで勤めた後、
現在の会社に勤めたわけですが、その後は転職することなく気がつけば、
25年が経ってしまいました。
そして今思っていることは、自分に合いそうな就職先の情報は、
そこに住んである程度その気になって集めないと入ってこないし、
それでも本当のことは、実際勤めてみないと判らないと言うこと。
PRが上手な会社でそのイメージだけで入社すると、
えらい目に遭うこともある。
宣伝を全くしない、または一般向けの宣伝をあまり必要としない、
BtoBの会社の中にもけっこう優良企業があるし、
自分にとっての良い会社とは、規模でもないし、社歴でもない。
小さくて新しければ恐らく課題山積みですが、
だからこそ自分の関与によって、
その課題をひとつずつ解決してゆくことで、
将来大化けさせる可能性だって大いに有りえます。
まあ吹けば飛んでしまう可能性も高いですが。
逆に大きくて伝統のあるところは、短期的に見れば安定している反面、
全てに亘って形式主義・前例主義的で、
動脈硬化を起こして活力が失われている可能性だってある。
事実老舗の倒産が最近は多いのです。
こんなことは入ってみて、暫くしなければ分かるものではありません。
だから移住には慣らし期間が、絶対に必要だと私は思うのです。
しかしそこにはタイトルに有る通り
「仕事が先か住むのが先か?」
など、なかなか難しい問題がはらんでいます。
すみません、この続きはまた回を改めて述べさせてください。
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Posted by 胃がん退職者 at 22:59│Comments(0)
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